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島オクラに思う ③・・・

まだまだ続く、島オクラ問題・・・。

私の故郷、讃岐のお米は子供の頃マズかった。その事に気が付いたのは11歳で東京生活が始まった時で、ササニシキだのコシヒカリだの、東北地方で採れたお米を食べるようになってからだった。もっちりしてつやつや。パサついて香りも良くない讃岐のお米は太刀打ち出来ないと子供心に感じた。
でも今日本で作られる6割の米がコシヒカリとその兄弟、親類品種なんだとか。これは私達がひたすらこの40年間『美味しいもの』を追い求めた結果と言える。

話しは変わって、春に列島と宮崎を激震させた口蹄疫問題。大量に殺処分される牛や豚を前になすすべ無く落胆する畜産農家の人達。これがもし全国に広がったら・・と恐怖を感じた事が記憶に新しいですよね。
その時、家畜は優秀な一部の《種牛》によって量産される実体を知って凄く驚いた。つまり種牛こければ皆こける仕組み・・・。

野菜しかり、米しかり、肉しかり・・・どんどん育成される品種が限られて淘汰されている現実。
このまま日本人にとって、《今日の美味しさ》だけが追求され続けたら、災害や病気の発生の度にハイリスクを負って困るのは私達自身だと言う事を知っておかなければならないと思った。


で、ここから本題ですが、
この状況を直視した上で、私達に出来ることは何か?と考えてみる。

地産池消に加えて、いろいろな種類のものを食べる事。伝統野菜などの在来品種を積極的に探して食べる。美味しさや安さ(極端な安値には必ず理由があります!!)だけを追求しない食材の求め方の得とく。手にした食材が何処で、どんな風に、誰によって作られたかをできる限り知る努力。難しい事ですがそんな小さな事の積み重ねが結果、生物多様性を含めた環境までもを考えた食の有り方に繋がるのではないでしょうか!!!!!

この不況下、節約が『美徳』のように囁かれていて、女性週刊誌でその凄まじさを競う記事も多いですが、【食】に関してはまったくナンセンス、逆効果だと感じます。エンゲル係数(家計の消費支出に占める飲食費の割合)なんて懐かしい言葉、家庭科の時間に習いましたよね。若い世帯では収入も少ないのでエンゲル係数が高くなるのは仕方が無い事ですが、今それ程困っていない世帯でもマスコミに踊らされて食費の節約に走る人が多くなっているのだそうです。
安全で美味しい、地球環境まで考えた食のあり方には、私達消費者もリスクを負う必要がある事を、微力ながら教室で訴え続けて行く事にしています。

ちょっと深刻な話になってしまいましたが、『豊に食べる』楽しさも同時に提言していくつもりですのでお付き合い下さいね♪
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by lime2005 | 2010-09-10 09:23 | 日記
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