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グリモーの『皇帝』・・・

グリモーの『皇帝』・・・_e0038778_22191080.jpgあのシューマンから約一年半ぶりにエレーヌ・グリモーの新譜。

彼の音楽からは苦悩と格闘が聴こえる』と自ら評するベートーヴェンに果敢に挑むグリモー。
その音は相変わらずアグレッシブでありながら内省的で硬質。
『皇帝』本来の力強い確たる演奏を期待する人には奨められない(笑)けれど、グリモーの音からは深い叙情を湛えた高貴な美しさがキラキラとこぼれ落ちる。

協演のドレスデン・シュッターツカペレがそんなグリモーを優しく辞めるように包み込んで、懐深い演奏を聴かせてくれる。指揮者のヴラディーミル・ユロフスキは今回のCDが初めてだが、要チェック指揮者!!

曲はもう一曲、ピアノ・ソナタ第28番。曲としては個人的はこちらの方が好みかな。
更に日本版のみのボーナストラック付で、ピアノ・ソナタ14番、第一楽章~憎らしいほどのサービス。こんな月夜には更に、さらに・・・(笑)

さて、此処まで読んでぜひ聴いてみたい方、本日発売(9月25日)の国内版の紫の帯(mit dvd)がお奨めです。(黄色い帯のCDのみもあるから)
海外盤は先月すでに発売済みで、散々店で試聴したのち、この嬉しいおまけ付を今日まで首を長~~~くして待っていたのです(笑)

昨年は来日がドタキャンされて寂しい思いをしたので、来年の6月3日サントリーホールは万難を排して駆けつけますよ!!!協演はパーヴォ・ヤルヴィ指揮×フランクフルト放送交響楽団。曲は同じく『皇帝』。これ以上は何も申しあげる事はありません(笑)
by lime2005 | 2007-09-25 21:29 | 音楽
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