2009年 07月 29日 ( 1 )

この人いちおし・・・

納得いく演奏をライブで残したい・・・

e0038778_21175554.jpgそう語るのはここ一年、その奏でる音色にぞっこんのヴァイオリニスト石田泰尚氏。
『ぶらあぼ』8月号146Pの『新譜この人いちおし』の記事から。

紹介されたCDは今年1月にみなとみらいホールで弾いたブラームスのヴァイオリン・ソナタ全集
『BRAAAHMUS!』と題されたアルバムはその時のライブ録音。
以下、珍しく多弁な(笑)石田氏のつぶやきを記事から・・。



『アルバムはライブ録音にしたいと決めていました。演奏にキズがあったり、ノイズが入ってしたとしても、ライブならではの勢いのようなものを入れたい』

『リサイタルの時はアルバムにするかどうかは決めていませんでした。ただどんな本番でも自分で納得のできるところまで弾き込んでから臨むので、録音するかしないかは問題ではありませんでした。自分は練習を少しずつ積み上げていくタイプなんです。本番前には仕上げておきたい』

『神奈川フィルの音楽監督を務めてくださったシュナイトさんの影響は大きいです。彼が指揮してくれた作品の中にはもちろんブラームスもあったので、その演奏のあり方から多くを学びました。重厚な中に繊細さがあるんです。フォルテがただ大きな音を鳴らすというのではなくて、そこにもさまざまな表情がある。シュナイトさんに出会えたことは、本当に大きな経験でした』

『このごろ僕はノン・ヴィヴラートを多用しているんです。ヴィヴラートをかければ豊でマッチョな音色や表現になるのですが、敢えてそれを抑えることでもっと深い演奏をしたいと思っています』


甘く濃厚なブラームスを期待したらあまりに飄々とした演奏に肩透かしをくらうライブCDである。

インタビューではピアニストの諸田さんにも触れていて、2番⇒3番⇒1番と演奏されたライブの、最後の雨の歌で、諸田さんの『知』と石田氏の『情』が意として溶け合ったように感じたのは気のせいじゃなかった事を確認!!!

はい、私からも『いちおし』です。
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by lime2005 | 2009-07-29 20:32