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ひなまつり・・・

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お雛様を飾った。
我家で一番小さくて、一番新しいお雛様。とたんに部屋が春めいて明るくなった。
作ってくださった方が西本さんを通じてお友達になった方なので、迷わず西本さんコーナーに..。
娘のお雛様の三人官女の台座を拝借。金屏風を立て、高杯と菱台を供えるとお雛様も嬉しそう。
国内外を飛びまわり、100名からのオーケストラ団員をタクト一振りで率いる『女ナポレオン』の異名のある彼女も、指揮台を降りればか弱きおんなのこ(たぶん!)。
この小さき雛たちには願い事を託すというより、共に見守って貰おう。プラハ、リンツ、モナコ・・・と足跡を残す小さな点を繋げてヨーロッパに音楽地図を広げて行こうとする彼女を・・。

さあ、3月3日は大阪でマーラーの2番。生命の永遠の復活再生を賛美するに相応しい日。横浜から成功をお祈りします。
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by lime2005 | 2006-02-27 02:02 | 日記

きりたんぽ鍋と囲炉裏・・・

夫が秋田に出張したからという訳では無いが、そろそろ鍋料理もバリエーションが出尽くしたので久し振りにきりたんぽ鍋を作ってみた。

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(ピンぼけでスミマセン。熱々だったのでレンズが直に雲ってしまって判断がつきませんでした。言い訳・・・。)

きりたんぽは炊飯したうるち米をすり鉢で米粒が残る位について、細い串に蒲の穂状に巻きつけて囲炉裏の火であぶり焼きして表面に焦げ目をつけたもの。これを野菜やきのこ、鶏肉などと一緒にしょうゆで味つけした鍋と一緒に煮て、少し柔らかくなったところをいただくのがきりたんぽ鍋。秋田を代表する郷土料理である。地元では2度いただいた事があるがきりたんぽが文句無く美味しく、香ばしい香りに食欲中枢を刺戟されて、4人分を2人でいただいてしまった。
絶対欠かせない具はきのこささがきごぼうせりである。

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最近はきりたんぽ自動製造装置で大量生産され、真空包装で売られているが、簡単につくれて断然美味しいのでぜひ手作りして欲しい。囲炉裏が無くてもグリルで簡単に焼ける。
米1.5合を少し固めに炊いて、炊き上がりをすり鉢かボールに入れてすりこぎでつく。米の粒が残る程度までつけたら写真のように割り箸の太い方に巻きつけてまな板の上で転がすようにて形を整える。これをグリルで時々転がしながら焼き色をつける。冷めたら割り箸をそっと外して、斜めに切る。


    きりたんぽ鍋の作り方
 
【材料】 4人分            

きりたんぽ4本(米1.5カップ)

スープ
水 .........1~1.2L       牛蒡.......1本
チキンスープの素 ..3個           長ねぎ......1本 
酒 ............100cc         しいたけ、しめじ、まいたけなどの
しょうゆ..........大3           お好みのきのこ     
みりん...........大2          せり.......一束            
塩..............小1          とりもも肉...200g

 # 牛蒡はささがきがいただきやすいですが、私のこだわりはピューラーで10cmぐらいの長さに薄く引いて使います。すぐ火が通って歯ごたえと風味がいいので、煮魚と一緒に煮ることもあります。

グリルで焼いても十分美味しいきりたんぽ、炭火で焼いたらどれ程のお味でしょう!?
そんな時に思います。囲炉裏があったらなあ~。
高味さんのブログの
囲炉裏の愉しみはマンションライフでも囲炉裏を体現出来る事を教えてくださいました。海賊の酒盛りのようで何だか毎回愉しそう~。
我家も何時か、と思ふ。
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by lime2005 | 2006-02-21 12:09 | お料理

おもいがけなく・・・・

夫が秋田に出張して、珍しくお土産持参で帰宅した。その行為がどれ位珍しいかというと、国内外の出張で何も要求しないのに自主的にお土産を買ってくれたのは記憶にあと1回ぐらいしかないからである。
面倒くさがり屋の上に荷物を持つのが大嫌いなので、色々気前よく置いて来ることはあっても《近年ではパスポートを六本木のコーヒーショップに置き去りにした事件が記憶に新しい~》荷物の隙間に土産物が忍び込む事はまず無いのが常である。

これです、今回私を喜ばせてくれた正体は・・・・・
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やけにリアルなんだけど、何処か憎めない貴方はなまはげ
他には名物いなにわ饂飩も一袋。いったいどういう風の吹き回しかな???

夫とは考え方や趣味、趣向がことごとく違うので返ってやり易い。
お互い『どうせ話しても解ってもらえない』と諦めモードに素早く切り替えるのが上手い。
こんなちぐはぐ夫婦の事を『鬼の夫婦』と呼ぶそうだ。


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追記>一夜明けると、何と子供達にもお土産があったことが判明。これも前回大不評だった静岡の山葵カール以来である。い、一体夫に何が起きたのか。何か言いたい事があるのか・・とあれこれ邪推してみる。思い当たる節は無いが・・。
  戸惑いつつもいと嬉しきかな北国土産
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by lime2005 | 2006-02-17 00:54 | 日記

お菓子歳時記 ・・・Chocolate parade’06 ・・・

高2になる娘がキッチンでごそごそと鍋やら、ボールやら、温度計やらを取り出してチョコレート作りに挑でいる。クーベルチュールのチョコレートを型に流してハート型の一口チョコレートを作る計画らしい。1時間後に私の製菓の本を見ながら格闘して出来た作品。
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ちょっと表面が曇っているものもあるけれど、まあまあかな。
チョコレートを艶よく仕上げるテンパリング(調温)はプロでも難易度の高い作業である。でも原理は簡単。
チョコレートの中に含まれるカカオ脂は分子の並び方がバラバラなものから、ぎっしり隙間無く並んだものまで、数種類の異なる結晶体の集りで構成されている。これを溶かしてそのまま型に入れて固めても一番ルーズな並び方に勢ぞろいしてしまって、表面の輝きが無くなる。そこで、微妙な温度調整で分子がもっとも細密に綺麗に並んだ状態にすることで艶ピカのチョコレートができる。
これは赤ちゃんのほっぺを思い浮べると解り易い。若い子は皮膚の表面の細胞の形や大きさが一定なので当たった光が乱反射しにくく、結果艶ピカに見えると言うわけ。一方お年を召した我々(・・じゃない人は許してね)の皮膚はというと・・・・止めておこう~~~。

出来上がったチョコをラッピングして明日は学校でお世話になっている先生や先輩に配るのだそう・・。おやッ!でもその中で何だか力が入っているラッピングが1つ。それはどなたの元へ・・・・・。

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こちらは私がよく使う自由が丘の製菓材料店『CUOCA』。中でもチョコレートの種類の多さと品質は定評がある。6か国58種類を温度管理されたチョコレート部屋に常時在庫。テースティングセットも扱うので通販に便利。
店員さんにセピア色の宝石の味わい方を教えてもらった。
艶を見る→割って音を聴く→香りを嗅ぐ→口解けを感じる→甘味、苦味、酸味を味わう
ワインと似ているね。
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by lime2005 | 2006-02-14 07:57 | お菓子

テーブルウェア・フェスティバル2006 vol 1 ・・・

東京ドームで年に1度開催される、『テーブルウェア・フェスティバル2006』暮らしを彩る器展に行ってきた。国内外の一流ブランドの新作に出会える他、個性溢れるテーブルコーディネイトが楽しめる食空間のお祭である。
ボリュームのある展示会なので、  『Vol.1・・ロシアの至宝』
                      『Vol.2 洋のコーデイネィト』
                      『Vol.3 和のコーディネイト』  と3部に分けて紹介する。

 《 Vol1. ロシアの至宝・・ロモノーソフ 》

真紅の薔薇とシルクのナプキンが器に映えるこの陶磁器はロシアの名窯、ロモノーソフ
今年のフェスティバルの洋食器一番の見どころとして注目された。

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コバルトブルーの手書きのネットに22金のリボン模様がかけてある上品で清々しいデザイン。



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陶磁器の魅力は抜けるように輝く白さにある。このロシアの知られざる陶磁器、ロモソーノフのコバルトネットシリーズはその白と鮮やかなコバルトブルーのコントラストが卓抜。以前単品では目にしたことがあったが、やはりフルセットは圧巻。どんな料理が盛り付けられたのか、サンクトペテルブルグ宮殿でエカテリーナ2世に愛された名品だそうだ。余計なデコレーションは必要としない凛とした美しさがある。


                                    ロシアのお茶の時間
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こちらは銀のサモワール(卓上湯沸し器)と茶器。
サモワールは現代ではほとんど使われずにインテリアとして使用されるのみだが、かつてロシアのティータイムには欠かせないものだったようだ。
ロシア式は濃く煮出した紅茶を茶碗に注いだら、サモワールの熱い湯で薄めながら何杯もおかわりをして飲み干すのだそうだ。
スーシカ(デザート)にはジャム入りのピロシキやブリャーニキと呼ばれるハチミツ入りの焼き菓子が所狭しと並べられたに違いない。

サモワールの上にはお茶が冷めないようにポットのせておくのだが、これが何とも危なっかしい。名窯のポットだけにハラハラさせられるが、ポットがのせられることでこのサモワールの意匠が完成されると思わせるほど一体感が美しい。

昔読んだロシアの小説にはこのサモワールがよく登場した。そのくらい身近な道具だったのだろう。その中でツルゲーネフの『猟人日記』には野天のサモワールシーンが出てきて、日本の野立ての茶会とは似ても似つかぬ野趣味タップリのお茶会に心惹かれた憶えがある。

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インドの風景と題されたティーセット。

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ロシア・・と言えば民話に登場してバレエ音楽としても有名な『火の鳥』
一つ一つ手書きで描かれた民芸風のモチーフが愛らしいティーセット。

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アナスタシアと名づけられたこの陶器は皇女アナスタシアの誕生日にでも使われたのだろう。明るい空色にかなり控えめの金彩を纏った花模様。このアンバランスな感じが少女から大人へのイメージ。

サンクトペテルブルグという都市は『ヨーロッパの窓』を自負したピョートル大帝の芸術作品とも言えるが、その宮殿の中で愛された名器にも限りない西欧への憧れが息づいてたのだと感じた。
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by lime2005 | 2006-02-11 07:30 | テーブルコーディネイト

春立つ・・・

昨日は立春、もう暦の上では春。でも北風の冷たい厳寒の一日だった。
急用ができて車で東京へ。首都高湾岸線のベィブリッジを過ぎた辺りで雪化粧した富士山がみなとみらいのバックにクッキリと浮かび上がってすごく綺麗だった。空気が澄んで晴れ渡り空が真っ青。こんな日に富士山と出会うと何かいい事があるような気がして好きだ。

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用事を済ませてトンボ帰り、昼は中華街でお粥をいただく。先週、春節(中国の新年)を迎えたばかりの中華街は人出が多く華やいだ雰囲気。
日本のお粥は出来るだけ粘りが出ない様にかき混ぜないで炊き上げるが、中国粥は逆に適度な粘りが美味しさ。熱々の粥に体が芯まで暖まり、薬味で添えてある刻んだセリに春を感じる。



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これは左が龍、右が獅子。荒々しい龍と獅子の舞に春を呼ぶ声が聴こえた。
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by lime2005 | 2006-02-05 07:12 | 日記

Cool Struttin’・・・

高校以来の親友M子は履物道楽家である。どれぐらいの道楽ぶりか・・というと玄関脇の納戸をそっくり履物部屋にして、壁面びっしり履物、はきもの、ハキモノ・・・・・。正確に数えた事は無いらしいが20年来、同じ靴を履いているのを見かけたことがほとんど無いので、かなりの数である。おまけに趣味がゴルフとテニスなので、スポーツシューズを入れると小さな店が持てそうな量である。大柄でボーイッシュな彼女にはコンサーバチブなデザインのパンプスがよく似合う上、姿勢と歩き方がとても綺麗で自分の魅力がちゃんと判っている人なんだわ・・といつも感心させられる。ジュエリーには全く感心が無くて、洋服もそこそこ、ひたすら履物道まっしぐらなのである。因みにdinks。

昔読んだ向田さんのエッセイで、『女性の後姿に2度、首筋を下からスッと撫で上げられたような感覚を味わった』・・とあったのを思い出した。一人は薄曇りの銀座通りで知人を見つけて、淀んだ空気を断ち切るように勢いよく車道を斜めに横切った水谷八重子さん。もう一人は両手の失われたルーブルのヴィーナスだったそうな。しかもそれがあの有名なミロのヴィーナスだと知ったのは出会った後だったというのは向田さんらしいエピソード。両者ともに『威あって猛(たけ)からず』な美しさが向田さんを虜にさせたのである。

で、私はと言うと・・首筋にスゥーと来るのが颯爽とパンプスを履きこなして街を闊歩する女性の『足首』である。正確に言うと足首から甲にかけての曲線。自分で書いていて何ともオヤジ的発想と思ってしまうが、首筋スゥー・・は一種の生理現象だから避けようが無い。
これにはきっかけがあって、10代の後半に聴いたジャズのピーバップなピアノ弾き、ソニー・クラークの『Cool Struttin’クール・ストラッティン』のジャケットに一目ぼれ、曲と共に擦り込まれたらしいのである。(たぶん・・)
この曲は今もよく街に流れていて一度は耳にした事のある、聴けばああこれね~といったお馴染みの曲である。

ちょうど今頃の厳冬のNY。マンホールから立ち上る暖房用のスチームの上を『カッツ!カッツ!カッツ!カッツ!・・・』とバックシームのストッキングをさらりと纏ったハイヒールの女性が颯爽と背筋を伸ばして歩くシーンが目の前に広がる、そんな曲。学生靴にさよならしたばかりの背伸びしたい年頃。活力に満ち溢れた大人の女性の『足首』に憧れたんですね~。
今は昔のお話・・・。

最近は如何に履いていて楽な靴かが選ぶ重要なポイントで、見た目は切り捨てつつあるのが哀しい現実だが、時にはM子を見習って春になったら靴屋をマメに覗いてみようかな。

先日これを見つけたとき、ふっと春風が吹きぬけたような気がした。
もうすぐM子の誕生日。今年は春色のシューズケアーセットをプレゼントすることにした★
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by lime2005 | 2006-02-02 20:31 | 日記