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島オクラに思う ②・・・

もう9月というのに、相変わらずの厳しい残暑。
今年の夏の異常な暑さが地球からのシグナルや警告に思えるのは私だけじゃないはず。近年世界規模で起きる異常気象の全てがそうだとも言い切れないけれど確実に何かがオカシイ。地球の自家作用が機能不全に陥っている、そんな感じでしょうか?!!

9月は秋刀魚料理を何種類も教えるので秋刀魚の不漁に青くなりつつ、千葉県でマンゴーが採れるニュースに今更驚かない自分が怖い・・。

在るべきモノが姿を消して別のモノにとって変わる。長い地球の歴史の中で生物はそうやって形を変えながら命を繋いできたはずだが20世紀以降そのスピードが超高速化しているのを感じる。島オクラ以来、『種』って何だ?と考えていたら『生物多様性』に到達。

この『生物多様性』という言葉を初めて聞いたのは2年前の洞爺湖サミット。その時は住環境悪化による絶滅寸前の動物を救う環境運動ぐらいにしか思っていなかったのですが、実はわれわれの生活に直結し、今後の食料&環境問題のキーワードでもある事を知る。

あえて環境問題からでは無い、科学の視点から冷静かつわかり易く説明されたサイトを見つけたのでご一読下さい(なかなか美しいサイトです)。


読むと“守るべき生物多様性”や“生物多様性のあるべき状態”は、人間の価値観が決める問題とある。奪っておきながら一方で必要性を問く愚かな価値観の事ですよね。でも何とかしなきゃいけない。
動物もそうですが、植物はさらに深刻。既に遺伝子操作されてほとんど人の意のままですものね。

一昨日のNHKニュースでタイムリーに今年10月に名古屋で開催されるCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)の事が詳しく報じられた。ぜひそこで協議される具体的な目標には注目したいと思う!!!!

昔読んだH・ヘッセの日記の一節を思い出す・・・・・

 私は自分の小さな庭に、楽しい春の期待をこめて、インゲンやレタス、モクセイソウやコショウソウの種を撒き、それらに前年の作物の残滓を肥料として与え、前年の作物の事を思い返し、新たに生えてくる植物に思いをはせる。誰でもそうであるように、私もこの整然とした循環を、当然の、しみじみと心にかなうこととして受け入れる。そしてほんのときおり、種を蒔いたり、収穫したりするときに、心の中で、数瞬間、この地上のあらゆる生き物のなかで、ひとり私達人間だけが、この事物の循環に不服を言い、万物が不滅であると言う事だけでは満足できず、自分達のために、個人の、自分だけの、特別なものをもちたがるというのは、なんと不思議なことであろうかと、思うことがある。 (庭にて、ヘッセ31歳)
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by lime2005 | 2010-08-31 06:43 | 日記

島オクラに思う・・・

弟の夏休み、沖縄土産はゴーヤと青パパイヤと島オクラでした。
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島オクラ(左)はお馴染みの五角形のオクラ(右)に比べると断面が丸いのが特徴。これはまだ小さい方で実際はもっと大きいのが食べられているようだ。沖縄の在来の品種で、沖縄ではオクラの事を『ねり』と言うのだとか。さっと茹でて刻んだオクラに鰹節としょうが汁をかけていただくのが我家の定番ですが、初めていただく島オクラは柔らかくて、粘りも甘みも強くて美味!!咽越しがいいのです。

今この島オクラに代表されるような、その土地でしかたべられない在来種の野菜に興味津々です。
地元の三浦大根を初め、東京の練馬や亀戸大根、滝野川牛蒡に寺島ナス、山形のだだ茶ちゃ豆、群馬の下仁田ねぎ・・・と以前は只のブランド野菜と軽視していた野菜達ですが、そこに作り継がれるの存在を感じて思い直しました。
私達が八百屋やスーパーで買う野菜のほとんどは農家が種(F1種)を種苗会社から買って育てた野菜達。高度成長期の頃から病気や寒さ(暑さ)に強く味の良い、生産性の高さを求めて品種改良された種で、一代限りの使いきり種。
一方農家が種を取りながら作り継いで来た固定種は手間がかかる上に生産性の悪い(まるで長男を見るような)野菜達ですが、決定的な差は血筋確かな、親と同じ野菜(DNA)が次代に繋がっている事。
(ちなみにF1種でも毎年自家採種を続けていると7年ぐらいで固定するそうです。)

例えばスーパーで売られている小松菜、丈も幅も同じの工業製品のような容姿に違和感を感じませんか?
あれは袋詰めして売る時に便利なように小松菜と青梗菜を掛け合わせてあるので、軸が真っ直ぐ伸びて収穫しやすくしてあるのだそうです。つまり今までチンゲン小松菜を食べていたという訳。詳細は種苗会社の利益確保の企業秘密で明かされていない為意外な野菜を口にしているであろう日々です(笑)

そんな固定種の魅力に取り付かれて江戸東京野菜を広めようとしている大竹道茂さんのブログをご紹介します。最近メディアでも度々取り上げられる方で、野菜の話しを始めるとどうにも止まらない熱血漢です(笑)が、
栽培&消費両方面に心を砕いているのが素晴らしいと思います。

この島おくらのような地域の食文化を豊かに支えている野菜、貴方の町にもあったらぜひご紹介下さいね。
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by lime2005 | 2010-08-26 09:50 | お料理

オリーブ結実&珍客・・・

ベランダのオリーブが結実。たしか5月の末には4~5粒あったはずなのに、鳥に食べられたのか自然淘汰されたのか大きくなったのはこの一粒だけ。だから毎日の水遣りの時にも特別目をかけて可愛がってしまうのです。

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植物油のほとんどが<種>から油分を取り出すのに対して、オリーブは<果実>を絞って取り出す。つまりオリーブ油(バージンオイルの場合)とはオリーブの実の果汁の事。その上熱処理や化学処理(精製他)さえ行わない、実に原始的方法のまま作り続けられている健康油。だから香りが良いのね!と納得ですね。

よく観察するときっちり半分に折りたたまれた葉っぱ発見!!!おやおや珍客来葉(笑)
(虫くんが苦手な人の為にわざとボケ味で・・)

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そっとその葉っぱを広げてみると抜け殻の小さな蛹。蝶か蛾だと思うけれど、どうやって葉っぱを几帳面に半分に折ってその間に忍び込み、粘着物質で蛹を接着という業をやってのけたのか005.gifもうあっぱれです!!!

実の方ばかりが注目されがちですが、実は葉っぱも栄養豊富なんだとか。
私が育てている目的は南欧風料理のテーブルセッティングに飾る一枝をいただく為なんだけれど、葉にはポリフェノールの一種のオレウロペイン、カルシウム、鉄などのミネラルも含まれているので、今度ハーブティとしてもいけるんじゃあないかと目論見中~。
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by lime2005 | 2010-08-10 09:01 | 日記

夏深し・・・

残暑お見舞い申し上げます。
すっかり季節の便り化としてますが皆様お元気でしょうか?

昨晩は久しぶりの熱帯夜がおさまり、涼しい朝を迎えました。
連日の猛暑に熱中症対策無しでは生命の危機を感じるような異常な夏ですが、世界的にも異常気象が続いていて心配されていますね。地球規模の気象プログラミングが狂っていて、季節が絵本を捲るようにゆったりと進んだ頃には戻らない哀しい予感がします。

           せせらぎになお食い入るや淵の鮎     去来

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川面からせせらぎが聞こえてきそうな『水辺』は和菓子を教えている先輩作。
こんな風景が幾年月と続く日本であって欲しいなあと願わずにいられませんね。
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by lime2005 | 2010-08-09 12:12