ご存知 2005年グルマン世界料理本大賞グランプリを受賞した栗原はるみさんの
harumi's japanese cookingです。 この夏我が家ではこの本のレシピが大活躍した。 栗原さんの料理本に繰り返し出てくる『うちの十八番』とか『これが我が家流』といった表現。 つまり情報の発信場所は栗原家のキッチン&ダイニング。 彼女の自然体で気どりが無い、それでいておしゃれでしみじみ美味しい料理は主婦の台所という現場から生れたものでキーワードは『暮し』。料理は暮らしを豊かに彩ってくれるものというコンセプトが貫かれている。 そこがシェフや専門の料理研究家の書いた本との違い。カリスマ主婦たる所以。 もともと” harumi's japanese cooking” はイギリスで日本食の大家として知られる編集者シャーリー・ブース女史がはるみさんの料理を通じて、現代日本の家庭料理をイギリス人に紹介するという形で執筆された料理本。 現在英語版を初め、フランス語、スペイン語、オランダ語版が出版され、秋にはドイツ語版も発売される・・というのだから、世界に向けて書かれた本と言っても過言では無い。 世界にあって 『プレゼンテーションの仕方』 『バラエティの豊かさ』 『季節感』 において特殊な日本料理もはるみさんの手にかかると難なく『手間なし簡単おかず 』に変身してしまう所が凄い。 大体、日本でも材料を揃えるところから大変な和食をよりによってイギリスで・・と初めは思った。 かつてフランスの革命家タレーランは料理がさえないイギリスを 『フランスには1つの宗教と300のソースがあるけれど、イギリスには300の宗教と1つのソースしか存在しない・・』と言って見下した。 もう、料理をソースで味わう時代も今は昔で、現在は輸送技術の発達に伴い素材で勝負の時代であるが・・。新鮮な素材ならどの国にも引けを取らない日本。 この本がきっかけでイギリスを初め世界中の家庭料理に和食の新しい風が吹き込まれるといいな。 ”Take up the challenge and enjoy a meal with all your sense” はるみさんが料理を通じて発信した世界へのメッセージ。そう、それぞれの感性で楽しみましょう!!!!
by lime2005
| 2005-09-12 08:30
| お料理
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